🤔「含み益が配当〇〇年分になったら、売却するべきか?」
高配当株投資を続けていると、ある日ふとこういう悩みにぶつかる瞬間があります。
もし、いいタイミングで優良な“ニワトリ銘柄”を買えてたとしたら──
含み益がドカンと増えたときに、「ここで一回利確しておく?」って気持ちになるんですね。
高配当株投資における「売り時」については様々な意見があります。
実際、SNSや書籍でも「配当20年分の含み益が出たら売ったほうがいい」なんて意見も見かけます。
でも、ここでのぼくの答えはこれ。
「株価がどれだけ上がっても、売らない」
含み益は、“信頼の証”みたいなもん
もちろん、株価が2倍3倍と上がったときに「よっしゃー!」という気持ちがないわけじゃありません。
含み益があると、気持ちにもちょっと余裕ができますし😉
でも、ぼくにとって含み益ってただの“利益”じゃないんです。
「あぁ、あのときの自分の判断、間違ってなかったなぁ〜」
って、ちょっと自分を信じられるようになる“証”みたいなもんなんですよね😙
だから、そんなふうに“信頼までつけてくれる木”を、「値段が上がったから」って理由だけで切り倒すのは、なんかもったいない気がしちゃうんです。
「配当◯年分の含み益」って、実はあてにならない?
よくある「含み益=配当〇年分」っていう考え方。
これ、増配を考慮してないケースが多い気がします。
一見すると「配当20年分の含み益が出た」と思えても、企業が今後も増配を続けてくれるなら、実際に配当で回収するまでの期間は10年以下になることも十分あり得るということです。
たとえば、こんな感じの銘柄があったとしましょう。
・購入価格:100円
・毎年の配当金:5円(=配当利回り5%)
・現在の株価:200円(=含み益100円)
このとき、「5円 × 20年 = 100円」だから
🤩「売却で配当金20年分や!」
って考えますよね。
では、ここで企業が毎年7%ずつ増配してくれると仮定したらどうでしょう?
結論だけいうと、配当累計額は13年くらいで100円を超えちゃうんです💡
ざっくりですが、5円 → 9.19円に10年で成長するイメージです👇
【ざっくり増配シミュレーション】
・5年後 → 約6.55円
・10年後 → 約9.19円
・13年後 → 配当累計が100円を超える!
つまり、最初は“20年かかるな…”と思ってたのが、10年ちょいで回収できることもあるってこと。
こう考えると、含み益の“◯年分”って、意外と当てにならんのですな。
だからこそ、「今の配当利回りだけで判断する」のはもったいないと、ぼくは思ってます☺️
売却の判断軸は「守りの売却」
「どんなに上がっても売らない」って書きましたけど、実は明確に売ると決めてるタイミングもあります。
それが、「守りの売却」です。
簡単に言うと、「配当が危なそうだな」と感じたら潔く手放すってこと。
具体的にはこんな場面ですかね👇
・業績や財務が悪化してきたとき
・増配が止まった/減配しそうだな…って思ったとき
つまり、「この木、もう果実つけなさそうやなぁ」ってなったら、売る。
「値段が上がったかどうか」じゃなくて、“この株が果実を生み出し続けるかどうか”で判断してます。
「売らない勇気」が、配当投資の本質
高配当株投資の目的は人それぞれ違うかもしれませんね。
わたしのとっての目的は
・配当という果実を得続けること
その目的がブレていない限り、株価の上下は本質ではありません。
むしろ、含み益があるということは、安心して持ち続けられる“バリア”がひとつ増えたとも言えますね。
「この木、しっかり根を張ってくれてるなぁ〜」っていう安心材料にもなるわけです😉
もちろん考え方は人それぞれ。
でもわたしは、ポジティブな要素では「売らない」ということこそが、高配当株投資を楽しむうえで大事な要素なんじゃないかと思っています😆
まとめ|“売却するか”じゃなく、“なぜ売るのか”が大事
「配当〇〇年分の含み益が出たから売る」
って考え方は、たしかに理屈としてはアリです。
でも、ぼくはこう考えてます。
👉 “売るべきか?”じゃなくて、“なんで売るのか?”が大事かなと。
その「なんで?」に、ちゃんと自分なりの答えを持ててるかどうか。
ぼくにとっての“売る理由”は、たったひとつ。
「配当が出続ける信頼が崩れたとき」だけです。
それまでは、木を育てるようにのんびり見守って、
果実をもらいながら、“この株との付き合い”を楽しむ。
これが、ぼくなりの「高配当株投資」のスタンスです🐝💰
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