黒字家計なしに、お金のなる木は育ちません

前提を学ぶ

最近、まわりで「NISAはじめたよ〜」なんて声をよく聞くようになりました。
「高配当株、気になってるんよね」なんて話も増えてきた気がします。

実際、金融庁の発表によると、2014年に制度が始まってから10年で、NISA口座の開設数は2,560万件を突破したそうです(2023年12月時点)。

📍参考:NISA口座開設件数が2560万件に|日テレNEWS

こうして数字を見てみると、確かに「投資を始める人」は増えてきたように思います。
でも一方で、「投資を続けられる人」って、どれくらいいるんでしょうか?

実際、ぼくのまわりでも
🙋‍♂️「NISAってどう始めればいい?」
🙋‍♀️「おすすめの高配当株ってある?」
と聞かれることが増えました。

もちろん、聞かれるのは嬉しいし、相談にものりたい。
でもね、そのときいつも感じるんです。

「家計が整ってない人、多いなぁ……」って。

高配当株投資って、たしかに魅力的です。
でも、「株を買って終わり」じゃないんですよね。
むしろ、本番はそこから。
そしてその“本番”を走り抜けるには、ちゃんとした“土台”が必要です。

その土台こそが── 黒字家計

この記事では、
「なぜ黒字家計が高配当株投資にとって大切なのか?」

その理由を、ぼくの経験も交えながらお話ししていきます。

✅️ 投資をこれから始めたい
✅️ でも何から整えたらいいか分からない

そんな方のヒントになれば嬉しいです😊

結論:黒字家計なしに、お金のなる木は育ちません

いきなりですが、はっきり言わせてください。
黒字家計をつくれていないまま高配当株投資を始めても、かなりの確率で途中でつまずきます。

🥳「配当金がもらえるなら、とりあえず株を買ってみようかな〜」
そんなノリでスタートすると、後で「あれ?」と後悔することになります。

なぜかというと、
高配当株投資って「土台がしっかりしてないと崩れやすい投資」だからです。

ぼくが思う、黒字家計がどうしても必要な理由はこの3つ👇

・投資の元手がないと、そもそも始まらない
・ゴールを描くには、自分の“現在地”を知ることから
・お金との付き合い方が雑なままだと続かない

どれも、「長く・安定して・楽しく」投資を続けていくために欠かせない土台です。

このあと、それぞれ詳しくお話ししていきますが、 もしここまで読んで「ちょっと心当たりあるかも…」と思った方は、きっとこの先が役に立ちます😊

いっしょに、投資のスタートラインを整えていきましょう!

理由①:投資の元手がないと、そもそも始まらない

まずはシンプルな話からいきましょう。
黒字家計じゃないと、投資に回すお金は生まれません。
いくら「配当金がほしい!」と思っても、そもそも種銭がないと、タネすらまけないんですよね。

高配当株投資は長期戦です。
コツコツ時間をかけて、資産を育てていくスタイル。

インデックス投資でも同じなんですが、「余剰資金で運用する」のが基本中の基本
でも、この基本が意外と見落とされがちなんですね。

たとえば、「今が買い時や!」って思っても、 手元にお金がなければ買い増しはできません。
長期で黒字家計を作れない人は、スタートラインに立てないんです。

それともうひとつ。
高配当株投資って「株を持っているだけで毎年お金がもらえる」仕組みなんですが、配当金の額って、持っている株=資産の量に比例するんですよね。

だからこそ、種銭が多いほど、有利に進められるゲームでもあるんです。

これを言うと、
😣「結局のところお金持ちがやる投資やん」 と思われがち。
ですが、ここで勘違いしてほしくないのは、
「種銭がないと無理=お金持ちしかできない投資」って話ではないということ。

大切なのは、お金を残す体質づくりです
高配当株投資は、たくさん持ってる人だけが勝つゲームではありません。

少しずつでも、お金を育てていける人が、ちゃんと成果を出せる投資です。
だからこそ、最初の一歩は「家計の黒字化」なんですよ😊

理由②:ゴールを描くには、自分の“現在地”を知ることから

🤤「毎月3万円くらい、配当で生活費を補えたらいいな〜」
高配当株投資を始めた人なら、一度はこんな目標を思い浮かべたことがあるんじゃないでしょうか?

ちなみにこのブログ『配当デブエット』では、 月6.6万円(年間で約80万円)の配当金をひとつのゴールとして目指しています🐝

でも大切なのは、
あなたにとってのゴールはどこなんですか?
ということなんです。

たとえば──
・毎月のスマホ代だけ配当でまかなえたらうれしい
・老後の安心材料として、年金のように受け取れたら心強い
・生活費の一部を補って、心にゆとりがほしい
こんなふうに、目指すゴールって人によってバラバラなんですよね。

で、そのゴールに向かって進むためには、まず何が必要か?
それが、「家計の見える化」です。

たとえば…
・今の家計は、毎月どれくらい黒字か?
・投資に回せる余剰資金は、どのくらいあるか?
・種銭をどんなペースで増やせそうか?

こういう「自分の現状」がわからないままだと、いくら理想のゴールがあっても、具体的な道のりは描けません。
たとえるなら、地図アプリで「目的地」は設定してるけど、「現在地のGPSがオフになってる」みたいな感じです。

だからまずは、自分の今をしっかり知ることが先。
高配当株投資って、「株を買ったら終わり」じゃないんです。

「自分の未来をデザインする投資」なんですね。
あなたにとっての「本当にほしい未来」を見つけるためにも、家計の把握は欠かせません。

理由③:お金との付き合い方が雑なままだと、高配当株投資は続かない

高配当株投資は「買って終わり」じゃありません。
むしろ、本番は買ったあとから

・どんな銘柄を選ぶか?
・業種に偏りはないか?
・現金とのバランスはとれてるか?

こういった“ちょっとした管理”を、コツコツと続けていく。
それが高配当株投資というスタイルなんですよね。

でも家計すら管理できていないと、 「資産の管理」って、思ってる以上にハードルが高いです。

お金との付き合い方が雑なままだと、投資がだんだん面倒に感じたり、ストレスになったりして… 気づけばフェードアウト、なんてこともあるでしょう。

それって、もったいないですよね。
だって、投資に使うお金って、あなたが一生懸命に働いて、汗水たらして稼いだ大切なお金だから。

もし管理がゆるくなってしまうと
・気づけば偏ったポートフォリオになってる
・リバランスのタイミングを逃してしまう
・配当金を何となく全部使ってしまう

そんな“小さな綻び”が、じわじわと大きな失敗につながっていきます。

だからこそ、家計管理って、最高のリハーサルなんですね。
・収支をしっかり見てみる
・無駄な出費に気づく
・毎月のお金の流れに目を向ける

たったこれだけでも、「お金をちゃんと扱う感覚」が育っていきます。

資産運用って、お金と“ていねいに”付き合っていく長い旅みたいなもの。

まずは自分の家計という足元を、しっかり整えるところから。
そこからゆっくり、投資のステップを踏んでいきましょう😊

まとめ:まずは黒字家計!それが高配当株投資でいちばん大事なこと

高配当株投資は、「家計管理の延長線上」にある投資です。

キラキラした未来を描くのも、魅力的な銘柄を探すのも大事ですが、その前に、生活という土台が整っていること。
これが何より大切になります。

たとえるなら、高配当株投資は“お金のなる木”を育てるようなもの。

・日々の生活が「土」
・黒字家計が「肥料」
・そして、コツコツ貯めたお金が「タネ」

どれかひとつでも欠けていたら、木はうまく育ってくれません。

今回の記事では、なぜ「黒字家計」がそんなに大事なのか?
その理由を3つにまとめてお話ししました👇

理由①:投資の元手がないと、そもそも始まらない
理由②:ゴールを描くには、自分の“現在地”を知ることから
理由③:お金との付き合い方が雑なままだと続かない

もし今、あなたが少しでも
😗「ちょっと家計を見直さなきゃな」
🤔「投資って、何から始めればいいんだろう?」

そう思ったのなら、もうそれが立派なスタートラインです😊
最初から完璧なんていりません。
まずは、できることから。

たとえば「毎月1万円を、未来の自分のために残してみる」
そんな一歩からで、大丈夫です。

それをゆっくりでもいいから、着実に。
それが高配当株投資の前提として大切だと思います。

家計管理なくして投資なし。
このこと、どうか知らずにいてほしくないです。

でわでわ!
また次の記事でお会いできるの、楽しみにしています🐝🌼

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